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国際都市ジュネーブにあるロシア正教会と東洋美術館

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スイスのジュネーブには国連など多数の国際機関があります。

なのでわたしのような日本人をはじめ
ヨーロッパを中心に世界各国出身者が住む町。

ということは生活する上でさまざまなニーズに対応されたサービスが存在します。

今回の投稿ではその一例としてジュネーブにある
文化・アート面での多様性を以下のスポットを取り上げて
紹介します。

  • ロシア正教会
  • バウアー東洋美術館

【スイス】ジュネーブに来たら見逃せない「サン・ピエール大聖堂」スイス第2の都市であるジュネーブ。 とはいえジュネーブは 人口約20万人弱の小さな街。 ジュネーブには多くの国際機関の本部...

ジュネーブにあるロシア正教会

2023年9月撮影

ジュネーブの旧市街の中心「ブールドフール広場」から東へ向かうと
金色に輝く玉ねぎ型ドームのある建物が見えてきます。

【スイス】ジュネーブの楽しみは旧市街とバスチョン公園の街歩きスイス第2の都市であるジュネーブ。 (第1の都市はチューリッヒで人口約40万人。) 第2と言ってもジュネーブ市だけだと20万人弱...

これがジュネーブにあるロシア正教会(Église orthodoxe russe de Genève)です。

2023年9月撮影(教会のうしろ正面)

ジュネーブにはかなり多くのロシア人やロシア系の人が住んでいます。

その人たちのニーズに応えるために1866年にこの教会が建てられました。

元々は修道院があった場所に同じキリスト教系とはいえ
宗派の違う教会を建てることができるというのは
19世紀当時のロシアの影響力の強さと資金力があったから。

2017年9月撮影

9つの玉ねぎ型ドームのあるロシア正教会は
ムスコヴィー・ビザンチン様式と呼ばれるスタイルの建物です。

1979年にはジュネーブの重要文化財としても登録されました。

こぢんまりとしてますが美しい教会の建物だと感じます。

2017年9月撮影

2016年が建築150周年の記念の年でした。

この前後の数年は教会にカバーがかかって改修工事が行なわれていたのを覚えています。

その後は以前と比べて外壁の白さが増して新築の教会のよう。


ちなみにこちらは改修工事が行なわれる前の
2013年ごろ撮影したロシア正教会。

外壁がかなり汚れているのがわかります。

150周年記念の改修工事はロシア系住民などをはじめ
資金力のある人たちからかなりの寄付が集まったから
可能になったとのこと。

予想される寄付金額は約5百万スイスフラン。
参照記事
2023年現在の日本円にすると約8億3千万!
レベルがもう…w
2023年9月撮影(教会の横側)

これまでタイミングが合わずいまだに中に入ったことはありません。

日曜日のミサなど信者しか入れない行事の時間を除いて
一般人も中を見学することはできるようです。
(無料で見学できるはず)

教会のサイトによると月曜日以外は開館しています。

ジュネーブロシア正教会開館時間

  • 月:休み
  • 火:11:00 – 17:00
  • 水:11:00 – 19:00
  • 木:11:00 – 17:00
  • 金:11:00 – 17:00
  • 土:12:00 – 19:30
  • 日:9:00 – 16:00(日曜ミサ 9:00-)

外からはいつでも見られるので興味ある方は
お散歩がてら見に行ってみてください。

ロシア正教会周辺は高級住宅街

ロシア正教会周辺はびっくりするぐらい瀟洒な建物が並んでいます。

ジュネーブ旧市街から歩いても5分程度という中心地ですが
旧市街の喧噪とはまったく無縁な静けさ。

こんな感じのタウンハウスが並んでいる高級住宅街。

夫いわくこの辺りの住人は弁護士や医者などが多いそうです。

ここはインターナショナルというより
ジュネーブ生まれジュネーブ育ちのエリート系の住宅地ですね。


住宅地には緑たっぷりの一画もあって
優雅に新聞読んでる人をいつも見かけます。

経済的にも時間的にも余裕を感じるエリアなので
こっちまで豊かな気分になれます。

散歩にちょうどいいエリアですよ。

アジアのアートが楽しめる「バウアー東洋美術館」

ロシア正教会のあるエリアにもうひとつ国際都市を感じるスポットがあります。

先ほどの緑の広場からもすぐそばで「Fondation Baur」の表示の方向へ行くと
バウアー東洋美術館(Fondation Baur, musée des arts d’Extrême-Orient)
があります。

バウアー美術館の入口

美術館というよりどなたかの邸宅のような入口。

館内は写真撮影禁止なので展示物はお見せできませんが
中国や日本美術工芸品が展示されています。

中国美術は陶磁器がメイン。

日本美術では刀や根付け、漆塗り作品など充実したコレクション。

また特別展やイベントなども頻繁に開催されています。


館内は写真撮影できませんが、窓から見えた枯山水の庭はいいかな?
と思ってそこだけ撮っちゃいました。

西洋建築と枯山水庭園の組み合わせ。なかなかいいですよね。

バウアー東洋美術館の入館料は以下のとおりです。
ジュネーブシティーパス利用で無料)

  • 常設展のみ:大人10スイスフラン
  • 常設展+特別展:大人15スイスフラン
スイストラベルパスにバウアー東洋美術館の入館料は含まれていません。

ジュネーブめぐりならジュネーブシティパスがお得

出典:geneva.com

ジュネーブに24時間以上滞在予定なら
60以上のツアーやアクティビティが
無料もしくはディスカウント料金で利用できる

ジュネーブシティパス」がお得です。

シティパスにはアクティビティのほか
市内のバス・トラム・電車・レマン湖交通ボートの
乗車料金も含まれています。

シティパスは3種類あり料金はそれぞれ以下のとおり。
(2023年時)

  • 1日券(24時間):30スイスフラン(約¥4867)
  • 2日券(48時間):40スイスフラン(約¥6488)
  • 3日券(72時間):50スイスフラン(約¥8110)

今回紹介したバウアー東洋美術館の入館料も
ジュネーブシティパスに含まれています。

美術館やレマン湖クルーズ、ウォーキングツアーなど
ジュネーブシティパスに含まれるアクティビティは
ジュネーブ観光局サイトをご参照ください。

ジュネーブシティパス」は日本語で購入できます。

まとめ:ジュネーブにあるロシア正教会と東洋美術館

ジュネーブでは今回紹介したような
ロシア、中国、日本といったインターナショナル文化が楽しめます。

(他にもポルトガル、スペインの人もたくさん住んでいます。)

ロシア正教会は日本にも函館にありますが
ジュネーブの教会はまた違った趣き。

ジュネーブ旧市街からすぐなのでお散歩がてら外観だけでも見てみてください。

バウアー東洋美術館は海外在住者にとって身近に感じられるアート。

西洋建築と東洋アートの美しい組み合わせが堪能できる空間です。

ジュネーブに数日滞在されるなら「ジュネーブシティパス」を利用して
アートやアクティビティを満喫してみてはいかがですか?

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ひさよ
旅好き(32か国)50代女性のひさよです! スイス国境近くフランス在住13年 / 愛知県出身 フランス・スイスを中心に実際に訪れてよかった国内外の観光情報をおとな女性向けにホンネでお伝えします。国内外レアな旅先が多く登場。またカフェやチョコレート情報もお届け。