エミレーツ航空で4往復の利用経験があるひさよです。
わたしの経験からいうと
混み合ってなければ○
なので星
今回の投稿では
最寄り空港のジュネーブ空港から
日本間で利用した経験を主にシェアしていきます。
この記事でわかることは以下のとおりです。
- エミレーツ航空の評判(評価)
- エミレーツ航空の機内座席(エコノミー)の様子、
機内食、機内の空調、CAさんの雰囲気 - 預け入れ&機内持ち込み荷物の許容量
- 乗り継ぎ先のドバイ空港の様子
エミレーツ航空の評判(評価)
エミレーツ航空は1985年に設立された
アラブ首長国連邦・ドバイをベースにするエアラインです。
航空会社名 | エミレーツ航空(Emirates, EK) |
ベース(ハブ)空港 | ドバイ国際空港(DXB) |
アライアンス | なし(28航空会社とパートナーシップ有) |
日本就航地 | 成田・羽田・関空(2023年時) |
エミレーツ航空は2023年時点で
70か国165もの就航地がある巨大エアライン。
保有機の中には大型のエアバスA380やボーイング777も多数あります。
また英国航空調査会社「スカイトラックス」による
2022年度の世界航空会社ランキングでは3位。
航空会社格付サイト「Airlineraiting.com」における
安全性や機内サービス、シートピッチなどの評価では
7点満点中の7点と高評価です。
エミレーツはどのアライアンスにも参加していませんが
エミレーツ航空自体のマイレージプログラム
「Skywards(スカイワーズ)」があります。
またJALのマイレージプログラムに参加していれば
エミレーツ航空利用でJALマイルが貯まります。
ヨーロッパ在住者ならLCCの
easyJet(イージージェット)を利用する人も多いでしょう。
easyJet(イージージェット)のフライトや手荷物に
エミレーツのSkywards(スカイワーズ)マイルを利用できます。
エミレーツ航空の機内(エコノミー)の様子は?
様々なフライトを利用してきてわかったのが、
機内での快適さ(エコノミークラスで)というのは
「機体の種類」と「乗客の人数(混んでいるかどうか)」
によります。
自分が乗る予定のフライト機材は事前に調べることもできます。
下記のサイトで紹介している「SeatGuru」というサイトは
機内のどの席が快適に過ごせる座席なのかがわかる
便利なサイト(アプリも有)なのでぜひ利用してみてください!
エコノミークラスの座席
機材はBoeing777-300ER。
エコノミークラスのシートレイアウトは3-3-3でした。
最後部の4、5列分は2-4-2ですが
トイレやギャレーが近いので落ち着けない座席です。
画面は小さめでしたがUSBチャージは標準装備。
エンタメプログラムも充実しています。
日本向けフライトなら日本語プログラムも多少ありますが
そのほかはほとんどないと考えたほうがいいです。
エミレーツで有名なのは飛行機が夜の時間帯に入ると
機内の天井に星空が広がる演出サービス。
なんだかロマンティック。
何度か利用すると特に感激しなくなりますが
最初はいい気分になれますww
エコノミークラスの機内食
行きのジュネーブードバイ間と
ドバイー成田間の機内食。
(写真をタップすると拡大されます)
この時は夫に合わせてグルテンフリーの
特別食を事前にオーダーしました。
特別食を頼むとサービスパターンが2種類あります。
- 一般の機内食より先にサービスされる場合
- 一般と同じタイミングでサービスされる場合
エミレーツは先にサービスされるパターンでした。
ジュネーブ発の機内食は
通常食でも特別食でも
レベルは高めです。
これはどのエアラインでもそう感じるので
ジュネーブ空港が利用している
ケータリング会社のレベルが高いと思われます。
ドバイ発の機内食は可もなく不可もなく。
ドバイ発だと一般機内食のほうがおいしい
場合が多い印象です。
ドバイー成田間は夜間の飛行で
機内が暗かったため読書灯をつけても
この明るさが限界でした。
ちなみにドバイー成田間はほぼ満席状態で
シートピッチもジュネーブからの便よりも狭く
快適とは言えませんでした。
機内の混み具合と
ほんの少しのシートピッチの違いは
ばかになりません。
帰りの便は関空発でした。
関空ードバイ間では機内食が2回サービスされます。
この時も行きと同様のグルテンフリーの特別食。
ですが、2016年当時の日本では
「グルテンフリー?何それ??」
状態だったんでしょうね ww
最初の食事(写真左)では、魚の下にご飯があるのかと
めくってもご飯はナシ。
炭水化物はせんべいだけ?
2回目の食事(写真右)ではご飯は添えられていたけど、
1回目と魚が変わっただけな内容。
ひと言
ひどかった…。
その後改善されていることを願います。
行きのドバイ発の食事は大したことなかったけど
関空発機内食のガッカリ気分を
帰りのドバイージュネーブ間での機内食が吹っ飛ばしてくれました。
昼間の区間を飛行しているから明るい写真なだけでなく
食事内容も充実。
関空からと同じサーモングリルもありましたが、
ソースなどの味付けがしっかりしてて雲泥の差!
そしてデザートがメチャうまでした。
この時悟った機内食の良し悪しを決めるポイント!
(確実なポイントではなくわたしが想像するポイントです)
機内食の良し悪しを決めるポイント
●機内食は航空会社に寄って決まらない
●機内食は発着空港で航空会社が提携している
ケータリング会社によって質が変わる
●機内特別食は、発着地にその特別食の
文化があるかどうかで内容が大幅に変わる
機内の空調は?
同じUAEの航空会社であるエティハド航空と同様に
エミレーツのフライトもほどよい空調なことが多いです。
時々暑すぎると感じることもあるぐらい。
ヨーロッパのエアライン(特にルフトハンザ)は
寒いと感じることが多いです。
中東系のエアラインは日本人にとっては
ちょうどいいと感じることが多いのは嬉しいポイント。
CAさんはどんな感じ?
エミレーツは70か国165もの就航地がある巨大エアライン。
CAさんも世界各国の国籍の人たちが務めていて
国際色豊かです。
基本は英語でサービスされますが
他の言語を話すCAさんはその国旗バッジをつけています。
エミレーツのCAさんは基本的フレンドリーで感じいいです。
ただ満席状態で仕事量が増えると
大変そうでスマイルが減ってました。
これは仕方ないでしょう。
ちなみにジュネーブから中国の上海へ行く時
エミレーツ航空を利用したことがあります。
日本から上海へ行くのに
エミレーツを利用することはありえないでしょうから
これは海外在住者向けの情報です。
一度エアチャイナを利用した際に
周りを中国人に囲まれ
CAさんも中国人だらけで
キツかった経験があったので
エミレーツを利用することに。
「ドバイー上海のフライトはどうなるのかな?」
と少し不安がありましたが
エミレーツCAさんたちのフレンドリーさのおかげで
周りを中国人に囲まれても辛いことはありませんでした ww
中国に行くなら
中国系のエアラインよりもエミレーツがいい
と感じました。
基本的にエミレーツは使いやすいエアラインです。
手荷物の許容量はどれぐらい?
預け入れ荷物(=受託手荷物)と
機内持ち込み荷物の重量制限に関しては
エミレーツ航空のサイトで確認することができます。
という方は下記の記事をご参照ください。
エミレーツの受託手荷物の許容量はほとんどの路線で
重量制が適用されます。
南北アメリカおよびアフリカ発着便の受託手荷物のみ
個数制が適用されています。
上のスクリーンショットが「重量制」の内容です。
エコノミークラスだと予約時の搭乗クラスによって
受託手荷物の許容量が変わります。
要は高いチケットを買えばその分
受託手荷物の許容量も増える、ということ。
機内持ち込み手荷物のサイズと重量は
上のスクリーンショットにあるとおりです。
手荷物のサイズや重量に関して
チェックインの際に厳しく言われる場合があります。
それはほぼ満席状態で混んでいる時。
実は関空からの帰りのチェックインの際に
軽いひと悶着がありました。
夫の機内持ち込み荷物が
(=キャリーバッグ内にカメラ機材などを入れていた)
7kg以上ある、
と言われました。
夫(写真家)は行きのフライトでもほぼ同じ内容の
機内持ち込み荷物がOKと言われたので
問題ないと思ってたとのこと。
行きのジュネーブ空港では
チェックインスタッフから
「席上の荷物入れから荷物が落ちると危ないから
7kg以上は受付ないのが基本だけど、OKよ!」
とお墨付きをもらってました。
*ジュネーブ空港は荷物の重量や
セキュリティーチェックなど結構緩めです。
彼は大事なカメラ機材を
預け入れ荷物に移し替えるなんて
恐ろしくてできるわけありません。
その旨を伝えても
関空の地上スタッフには聞き入れてもらえず。
スタッフの中で
エミレーツの制服を着た女性に対して
普段はおとなしい夫が
「今までこんなことを言われたことは一度もない。
もう二度とエミレーツなんて利用しない!」
と言うと態度が急転。
キャリーバッグから
カメラ機材の入ったバッグだけ取り出すと、
「そのバッグだけでもう一度機内持ち込み荷物を測りましょう。」
と、彼女がスケールの上にそれを乗せる時、
バッグを手に抱えたままで重さ調節をして
7kg以内におさめてくれてたのを見逃しませんでした。
最終的にはカメラバッグだけを機内持ち込みに。
キャリーバッグはほぼ空のまま預け入れ荷物に
ということで事は収拾しました。
ゴネ得のようでスッキリはしなかったけど、
やはり言ったもの勝ちなのでしょうか?
決してそれが目当てではなかったのですが。
ちなみに他の航空会社はどうなのかな?
と気になって少し調べました。
(サイズ制限はありますがそれは省略)
主な航空会社の機内持ち込み荷物重量(エコノミー)
- JAL・ANA :10kg
- カタール・エティハド・シンガポール航空:7kg
- ルフトハンザ航空・フィンエアー:8kg
- ブリティッシュエアウェイズ・デルタ・ユナイテッド航空:23kg
経営者的にはいつも満席状態がありがたいだろうけど、
現場職員は空いているぐらいが
オペレーションがスムーズでいいんでしょうね。
乗客的にも空いているフライトの方が
快適なのは言うまでもないですが。
というわけで
チェックインの際に混み合っていると
機内持ち込み荷物チェックは
厳しくなるよ、
ということが学べた体験でした。
ドバイ国際空港ってどんな感じ?
2016年10月の利用時では新しい空港ではない、
というのは知っていたけど、
リッチなアラブ首長国連邦のドバイ空港なら
それは素晴らしい空港なんだろうと期待してたら…
そうでもなく ww
特に目を引くような施設や
ショップやレストランはなく、
どこにでもある普通の空港でした。
違うのは世界的に知られたお店の名前に
アラビア語表記があることでしょうか?
ここはドバイ空港内のスタバです。
スタバのご当地マグをコレクションしている人なら
嬉しいおみやげになりそうですね。
中東系の国を訪れたことがないなら
おみやげ屋は結構楽しめます。
きらびやかなものが好きな人には
たまらないグッズがわんさかありますよ。
まとめ:エミレーツ航空のエコノミークラスの感想
エミレーツ航空で4往復の利用経験がある中
日本往復便での経験を主にお話ししました。
以前は「エミレーツ航空=安い」という印象がありましたが
現在は中東系の他のエアラインと比べて
航空券代は上がってきている印象を受けます。
日本ーヨーロッパ間だと乗り継ぎ含めて
20時間ほどかかるので疲れるのがデメリット。
とはいえ2023年時点では
ロシア上空を避けるルートでしか飛行できないので
ヨーロッパのエアライン利用でも
かなり時間はかかります。
個人的に感じるエミレーツのメリットは
以下のとおりです。
- 機内エンタメが充実
- CAさんがフレンドリー
- 機内食はまずまず
- 機内が寒くない
就航地が多いので利用しやすいエアラインであるエミレーツ。
ドバイに行くならもちろんですが
ヨーロッパ行きで航空券代が他より安ければ
エミレーツを選択するのはアリです。
フライト利用が多い方には下記の本読んでおいて損はしません。
フライトチケットを選ぶときの選択基準にも使えます。
わたしも実際に読んでとても参考になりました。
特によくある航空会社ランキングというのはあまり当てにならない点とか。
アマゾンの「kindleunlimited」なら無料で読めます。