【北海道】タンチョウヅル見学に興味がない人も夢中になること間違いなし!鶴居村でのおすすめ撮影スポット

【北海道】タンチョウヅル見学に興味がない人も夢中になること間違いなし!鶴居村でのおすすめ撮影スポット

2018年2月。6年ぶりに冬の北海道を訪れました。
いつものように雪景色の写真撮影が一番の目的でしたが、風景写真家である夫が突然「タンチョウヅルの撮影がしたい」と言い出したため、極寒の中訪れたタンチョウヅルの里である鶴居村。
 
正直、タンチョウヅルに全く興味のなかったわたしですが、訪れた後は美しさや動きの面白さに魅了されてしまいました。合計4日間通った鶴居村でのおすすめスポットや知られざるタンチョウヅルの生態など写真たっぷりでお伝えします。

タンチョウヅルが間近で見られるスポット


今回の旅の計画をするまでは、タンチョウヅルは釧路市に生息するものとばかり思っていました。確かに釧路市内でもタンチョウヅルを見られるところはあります。

釧路市内でのタンチョウヅル観察スポット
阿寒国際ツルセンター「グルス」https://aiccgrus.wixsite.com/aiccgrus
釧路市丹頂鶴自然公園http://kushiro-tancho.jp

結局こちらの2箇所は訪れませんでした。というのはどちらも博物館っぽいところのような印象だし、そんなに高くはないけど両方の施設とも入場料がかかるから。もっと自然っぽいところで見学したかったので、訪れたのは鶴居村というところにある3箇所でした。
 
まだ他にもスポットはあります。下記にあるPDFの「タンチョウマップ」がとても役立ちました。
タンチョウマップPDF
 
タンチョウヅルをより身近にそして無料で見たいなら目指すところは鶴居(つるい)村です。ということで鶴居村と名付けられただけあって、村内の田んぼでも目にしたぐらい。その鶴居村でたくさんのタンチョウヅルを目にすることができるのがわたしたちが訪れた3スポットです。
 

鶴見台


鶴居村で宿泊施設を予約できなかったので、釧路市街にホテルをとって鶴居村に通うスタイルでツル見学をしたわたしたち。釧路市内から鶴居村に向かって行くと最初にたどり着くのが、鶴見台というスポットです。53号線沿いからもツルがよく見えます。道路沿いに駐車場があったので早速とまってみました。
 

ただ、こちらはアクセスしやすいのはいいけど、ツルがいる背景に電線や家が目に入り写真的にはいまいち。鶴見台の向かい側にカフェ「どれみふぁ空」があるので、お茶しながらツルを眺める、というならいいかも。でもカフェの前には大きな観光バスが駐車していることが多く、観光地の様相です。
 
というわけで、鶴見台は最初の日に一度訪れただけで後は通り過ぎただけでした。
 

朝イチなら音羽橋


前述した鶴見台に行く手前の243号線を右手に行くと音羽橋という雪裡川にかかる赤い橋があります。写真にある看板にも書いてありますが、音羽橋からタンチョウヅルのねぐらを見ることができます。冬は雪原より川の中の方が暖かいので、タンチョウヅルはここをねぐらにしているんです。
 

昼間訪れた時の音羽橋の様子。橋の前後に駐車場が完備されています。
 
昼になるとツルたちは給餌される場所へ移動してしまうので、川にはほとんどツルがいません。なので橋の上も誰もいません。こちらは朝イチ限定のスポットです。それもそのはず。一度朝に行ってみたら素晴らしい風景を目にすることができました。
 

川の中程に黒い点のように見えるのが全てタンチョウヅルです。この日は朝から快晴だったので、気温マイナス20度!痛くなるような寒さでしたが、その寒さのおかげで川から水蒸気が上がり、幻想的な雰囲気に。寒いからこそ見ることができる風景。
 
橋の上はすでにたくさんのフォトグラファーが陣取っていましたが、なんとか写真が撮れてよかったです。でもあまりに寒くて短時間で車に戻りましたが。ww
 

一番のおすすめは「鶴居伊藤サンクチュアリ」


鶴見台を過ぎ、そのまま53号線を進み、右手にセイコーマートという北海道のコンビニがあるところを右に曲がりしばらく行くとあるのが「鶴居伊藤サンクチュアリ」です。
 
こちらは繁殖地の保護やタンチョウの調査、冬の時期の給餌といった活動をしている施設です。写真にあるように、柵の手前からツルの見学ができるようになっています。朝の音羽橋と同様、こちらでもものすごく大きくて長いレンズをつけたカメラを構えた人ばかりがシャッターチャンスを狙って長時間滞在してます。
 

ツルの観察場の手前にあるネイチャーセンター。こちらは10月1日から3月31日の9:00-16:30(火・水曜休み)オープンしているタンチョウヅルのことならなんでも教えてもらえる施設。入館無料なのでぜひ一度入ってみてください。こちらでたくさんツルのことを教えてもらえた他、やはり外にずっといると寒いので暖を取らせてもらうこともできます。
 

こちらが一番気に入ったのは、ツルとの距離が近いこと。そして背景に家も見えるけど、それほど気にならず、ツルだけの撮影ができることが理由。
 
訪れたのは2月上旬。厳寒期で朝は音羽橋のある摂理川や他の川に留まっていることが多いのか、朝早くサンクチュアリに行ってもツルは全くいません。8時過ぎたあたりから少しずつ飛んでくる感じでした。
 

狙い目は朝9時の給餌時間。冬はタンチョウの餌が少なくなるので、11月から3月にかけて乾燥させたコーンを餌として与えています。
 
ツルたちはどんな反応をするのかな、と見ていたら、餌を撒いているおじさんのところに近づくことはなく、おじさんが通り過ぎた時に餌に群がるというおとなしい様子。なかなかマナーのいいタンチョウヅル。
 

タンチョウヅルの写真を撮りたい人が特に撮影したいツルの求愛ダンス。正確には2月の中旬から鶴の舞を始めるらしいので、わたしたちが訪れた時は少し早め。
 
でもネイチャーセンターの人に「給餌の時間になると喜んで飛び跳ねるのがダンスしてるみたいに見えるよ。」と聞いていたので、本当にその通りの動き。
 

2羽で舞っていると求愛ダンスしているように見えますが、これはどうも「やったー!ご飯だー!」と喜んでいると判断した方が良さそう。なんか可愛くないですか?もうこの行動を見ているだけで愛らしくてタンチョウヅルのファンになってしまいました。
 

タンチョウヅルの生態とは


頭の部分が茶色いのは子供のタンチョウヅル。
 
さて、タンチョウの生態を知るとより見学が楽しくなった私。ネイチャーセンターの方に教えてもらった豆知識を少し。

ツルの生態
・成鳥となると、背の高さは約150cm。体重は6-11kg。翼を広げた時の幅は2m以上。
・寿命は約30年(鶴は万年じゃない!)
・餌はコーン。1日300gほど食べる。冬場はサンクチュアリや鶴見台で給餌するが、夏場は自分たちで餌を取りに行く。
・北海道にいるツルは渡り鳥じゃなく道内を移動するだけ。
・つがいになり、自分たちの縄張りができると一生添い遂げるカップルとなる。(イヤーいいわ。おしどり夫婦じゃなくツル夫婦だね。)
・2月中旬に求愛し、3月中頃に卵を2個産む。
・釧路湿原に巣を作り、ひと月間、オス・メス交互に卵を温めてヒナがかえる。
・巣が雪解け水や外敵(キツネや他の鳥)にやられてしまうとヒナがかえらないこともある。
・現在タンチョウヅルは1800羽ほど生息している。

このようなことを教えていただけるネイチャーセンターにはぜひ行ってみてください。質問したら全部答えてくれます。
 
ツルの様子を見ていると、2羽でいることが多いです。もしくは子連れで3羽、4羽。仲が良さそうなツルを見ているとほんわかした気分になります。ネイチャーセンターの方曰く、「一度ここに来たら大概の人はリピーターになる。」と言っていたのが今では良くわかります。できればまたツルたちに会いたいな、と思ってます。
 
普段は動かない風景や街並み撮影しかしないわたし。なので、今回は動くタンチョウヅルの撮影に正直手こずりました。特に飛び立つ瞬間や飛んでいる様子は全くうまく撮れず。なので動画で飛び立つ様子をご覧ください。
 


 

今回の発見(Discovery)!

舞い降りる姿、飛び立つ姿、飛び跳ねる姿、1本足で立つ姿。どれも優雅で美しいタンチョウヅル。絶滅の危機だったタンチョウヅルを救ったのは鶴居村の人たち。心から感謝です。タンチョウヅルは年中見学することはできますが、寒いけど、やはり冬に見るのが一番美しいです。ぜひ一度タンチョウヅル見に行ってみてください。後悔はしません!
 
 

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