台湾中部にある台中市からバスで約1時間ほどに位置するかつての港町「鹿港」。
「ルカン（英語表記：Lukang)」は昔は台北よりも人口が多い大都市でした。
鹿の皮の交易で港が栄えたことから「鹿港」という町の名前になったとのこと。（Wikipedia英語バージョンより）
その後、鹿港まで鉄道を敷設することに反対されたことから町の経済は衰退。
しかしこれが町が近代化されず、現在も古く美しい街並みが残る結果に。
今回は、どこか懐かしさを覚える鹿港は、夜がおすすめだよ、という話です。
台中でのおすすめホテル↓
鹿港へのアクセス方法
わたしたちは台中市内のホテルからレンタカーで行きました。
台湾でのレンタカー方法に関しては、下記の投稿をご参考に！
車が便利ですが、バスでも行けます。
高鉄台中駅から鹿港へのバスでのアクセス方法は「台北ナビ」サイトをご参照ください。
町中ではこんな素敵なレリーフを見ることもできます。
鹿港を代表する寺院「龍山寺」
夫（写真家）が「鹿港は夜が綺麗なようだから、日が暮れるぐらいに行こう！」と主張したので、言われるがままに着いて行ったんですが、それは本当でした。
夜の帳が下りた頃の龍山寺山門。
正殿（日本でいうところの本堂）のさまは日本の仏教寺院と同じ感じ。
花飾りなどがこちらの方が少し華やかかな？
ちなみに台北にも有名な観光スポットである「龍山寺」がありますが、特に関係はない模様。
鹿港の龍山寺でも台湾で印象に残ったランタンが並んでいました。
山門から正殿の間は中庭のようになっていて、その周りは通路で囲まれているかたちをしている龍山寺。
その通路沿いに無数のランタンが美しく並んでいました。
ね？夜の方がランタンに灯りが灯されてより幻想的な雰囲気じゃないですか？
ついでにその中庭でちょうど伝統音楽のリハーサルのようなことが行なわれていたのでさらにムード満点だったのでした。
鹿港は小さな町。
特にマップがなくても自由気ままに歩き回ることができます。
龍山寺へも町中にあった看板を頼りにして無事行くことができました。
いちばんの見どころ「鹿港老街」
鹿港には老街（いわゆる旧市街）があります。
ここが鹿港でいちばん人気のある見どころ。
現在は観光地化されていて、昼間はお土産屋さんなどに変身する住居もあるようですが、夜はそんなお店もクローズ。
ね？やっぱり夜が雰囲気アップしていい感じじゃないですか？
適当に歩いた鹿港老街の様子はこんな感じでした。
最後のこの写真のお宅を覗くつもりじゃなかったけど、扉が開いてたものだからつい、、、。
これが現在も人々が暮らす住居なんですよね。
規制があってきっと簡単には外観を変えることはできないだろうし、台北にあるモダンなアパートに暮らすのとは全く異なるライフスタイルなんだろうけど、一言言いたいです。
「この街並みを保存してくれてありがとう！」
ランタンが印象的な鹿港
旧市街を堪能した後は、観光客に人気のあるもうひとつの寺院「天后宮」にも足を運んでみたんですが、ケバすぎる外観で好みじゃなかった、、、。
由緒正しい寺院のようですけどね。
ただその付近には美しい風景がありました。
一番の大通りである中山路などの頭上には無数のランタンが！
壮観！
しばし足を止めて写真を撮りまくりました。
台湾では旧暦1月15日の「元宵節」の際に台湾各地の寺院でランタンが飾られるとのこと。
それでその時期に毎年どこかの都市で「台湾ランタンフェスティバル」が開かれています。
ちなみに2012年に鹿港がそのランタンフェスティバルの開催都市でした。
その時のランタンが残っていてそのまま飾られているかどうかは不明ですが、素敵な祭りですね〜。
一度見てみたい！
まとめ：古い街並みが美しい「鹿港（ルカン）」は夜がおすすめ
鹿港は歩き回るのにちょうどいいサイズの街。
そして龍山寺など落ち着いた雰囲気の寺院や懐かしさを感じる老街（旧市街）など魅力的なスポットがコンパクトにまとまった観光しやすい町です。
宿泊施設はあまり充実していないようなので、台中市内にホテルを予約して日帰りで鹿港に行くのがよさそうです。
カメラを向けたくなるスポットも多く、女性が好みそうな町だと感じました。
見どころは以下の2箇所！
- 鹿港老街
- 龍山寺
台北以外での台湾旅をお考えの方、ぜひ鹿港を目的地に加えてみてください。
