【京都洛北】参拝推奨!大徳寺の塔頭「瑞峯院」「高桐院」

 
京都の紫野にある臨済宗大徳寺派の大本山である大徳寺。規模の大きな禅寺で24の塔頭を有しています。大部分の塔頭は一般参詣が認められていなく、常時拝観可能な塔頭は、龍源院・瑞峯院・大仙院・高桐院の4寺院のみです。

今回は2015年12月に参拝して大変印象的だった「瑞峯院(ずいほういん)」と2013年6月の青もみじの頃に参拝した「高桐院」の2寺院をご紹介します。
 
 

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大徳寺の概要

大徳寺は鎌倉時代末期1315年にに大燈国師宗峰妙超禅師が開創した寺院です。重厚な法堂や仏殿などは同じ臨済宗である妙心寺を思い起こします。塔頭が多いという点でも同じですね。

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室町時代には応仁の乱で一旦荒廃した大徳寺を一休和尚が再興。桃山時代には豊臣秀吉が織田信長の葬儀を営み、信長の菩提をとむらうために総見院を建立併せて寺領を寄進。それを契機に戦国武将の塔頭建立が相次ぎ隆盛を極めたという歴史があります。

前述したとおり、常時公開されている塔頭は、

 
 龍源院
 瑞峯院
 大仙院
 高桐院
 
の4寺院のみ。
さて写真好きの方はご注意!「大仙院」では庭園を含めた入口以降は写真撮影禁止です。ちなみに春と秋に特別公開される「黄梅院(おうばいいん)」も入口以降は写真撮影禁止の寺院です。三脚禁止ならまだしも撮影禁止はつらいな〜。
 
 

フレンドリーなご住職がいる瑞峯院

九州のキリシタン大名として知られる大友宗麟が1535年に菩提寺として創建した瑞峯院。本堂(方丈)、唐門、表門は全て創建当時のものだそうです。方丈を中心とした3つの庭はいずれも昭和の作庭家・重森三玲によるもの。言われてみればモダンな枯山水だと感じます。これまでに見た東福寺の方丈庭園高野山子院の福智院庭園に通じるものがあります。

中に入り受付を済ませると、ちょうどご住職の方が受付付近にいらっしゃって、あれこれ瑞峯院のことを説明してくださいました。おそらく夫(=外国人)を見て、彼にもちゃんと禅の心を理解してほしいからお話してくださったのかと思われます。夫にとって何よりも嬉しかったのは、「気兼ねなく写真撮ってくれていいからね〜。」とフレンドリーに言われたこと。禅寺でこういったことを言われたことは今までなかったので、遠慮なく時間をかけて参拝させていただきました。

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こちらは方丈の南側、蓬莱山式庭園と呼ばれる「独坐庭(どくざてい)」です。大海の絶え間ない荒波に打ち寄せながらも雄々と独坐している大自然の活動を表している枯山水庭園。低い位置から見ると砂でできた波の高低差を感じます。

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方丈の西側にある茶室「餘慶庵(よけいあん)」。

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餘慶庵前の茶庭。

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方丈の北側の枯山水庭園は「閑眠庭(かんみんてい)」。キリシタン大名であった大友宗麟の思いを反映した作りとなっています。

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写真上部に見える3つの石が横線。写真中ほどに見える3つの石から上部の真ん中に位置する石を結ぶ縦線。これで十字架を形作っているのです。分かりますか?

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閑眠庭の横にある茶室「安勝軒」。

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しっとりした中庭の様子。

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中庭にあるキリシタン灯籠です。通常の灯籠は台座がありますが、キリシタン灯籠は地面に直接埋め込んで建てるのが特徴とのこと。十字架を刻んだ庭や灯籠がある瑞峯院の庭園は他では見られないユニークな庭園です。

ユニークなだけでなく、どこをどう切り取ってみても寸分の一の狂いもない完璧なデザインとメンテナンスの行き届いた庭や建物。もうため息ものです。ご住職をはじめ、禅の心を理解したスタッフの方の毎日の営みを感じられます。予定外の拝観でしたが大満足でした。 
 
大徳寺 瑞峯院
京都市北区紫野大徳寺町81
Tel: 075-491-1454
拝観時間:9:00 - 17:00
拝観料:400円
アクセス:市バス「大徳寺」下車徒歩約5分
近くのスポット:今宮神社、金閣寺

 
 

そうだ京都、行こう。キャンペーンで取り上げられた高桐院

大徳寺で通常公開されている塔頭のひとつである「高桐院(こうとういん)」を参拝したのは2013年6月でした。1601年細川忠興によって創建された高桐院は、昔「そうだ 京都、行こう。」で取り上げられた記憶があり是非とも見てみたかったんです。

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庭もいい感じです。写真とは関係ないですが、境内には細川忠興とガラシャ夫人の墓があります。

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方丈前にある南庭。この時は6月だったので青もみじが眩しいほど美しかったです。秋はガラッと変わった雰囲気になるんでしょうね。もみじの絨毯となる晩秋は必見です。

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この角度で見る南庭がやっぱり一番いいです。この構図でもみじ絨毯の頃に撮られた写真が「そうだ 京都、行こう。」の1996年秋のキャンペーンで使われていました。いつかその風景を実際に見てみたいです。

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こちらは高桐院の参道の風景。逆光で真っ暗になっちゃいましたが、ここもいい感じです。この参道も「そうだ 京都、行こう。」2010年初夏のキャンペーンでポスターになりました。「そうだ 京都、行こう。」のポスターを見るとホントに京都に行きたくなるから不思議です。
 
 
大徳寺 高桐院
京都市北区紫野大徳寺73-1
Tel: 075-492-0068
拝観時間:9:00 - 16:30
拝観料:400円
アクセス:市バス「大徳寺」下車徒歩約5分
近くのスポット:今宮神社、金閣寺

 
 
大徳寺参拝の前後にはあぶり餅をお楽しみください
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