【フィンランド】極夜のラップランドを走る

2016/08/25

 
ヘルシンキを丸2日楽しんだ次の日の朝、Norwegianというノルウェーの格安航空でイヴァロへ移動しました。
フィンエアーだと国内線は恐ろしく高かったので、こちらを選択。朝早かったせいか機内の様子を全く覚えてないんですが、可もなく不可もなく、といった感想。


1時間半ちょっとでイヴァロ空港に到着。フィンランド最北の空港は鉄道駅みたいに小さな空港で、滑走路から階段で降りるスタイルでした。寒いのかな~と恐れをなして降りたけど、そうでもなかったです。今回の滞在中はどうも北欧は暖冬気味だった模様。
 
空港でレンタカーをすることにしていたので、その手続きを済ませ、空港の外に出ると、ほぼ満席だった乗客のほとんどはホテルのお迎えバス(かな?)に乗っていました。私たちのようにレンタカーする人はほとんどおらず。とことん、「スナフキン」のような私たちです。
 
車はフォルクスワーゲンPoloで、タイヤはスタッド(スパイク)タイヤ。ラップランドの凍りついた道の上でも道に吸いつくように走り、夫の安全運転もあってか、危険な目には全く合いませんでした。
 

 

いくら暖冬気味とはいえ、ここは北極圏ライン上のはるか北。雪の量はそれほど多くないけど、寒いです。あまり頼りにならないレンタカーの気温計(突然4,5℃上がったり、下がったりしてたので、)が示した最低気温は-26℃でした。
 
ほとんど車も走ってなかったけど、地元の人たち、スピード出し過ぎ!
いくらいいタイヤとはいえ、みなさん100km/hぐらいの猛スピードでかっ飛ばしてました。後ろに車が来た時はどうぞ抜かして下さい、とスピードを緩めたり、パーキングできるところがあればそこに止まって、どんどん追い抜いてもらっていました。
 

このあたりの冬の日照時間が少ないことは知ってましたが、全く日が昇らないとまでは思ってもいませんでした。
この時期ひと月ほどはまったく太陽が地平線上に昇らない極夜(きょくや。英語でPolar night)なのだそう。それでも天気がいい日は午前10時ごろから午後2時ごろまでは空が少し明るくなります。日の出前から少し明るかったり、日の入以降でもまだ明るかったりする現象と同じ感覚です。
 
そんな暗い時間帯がほとんどのラップランドでたまに目にする光というと、個人宅からもれてくる光。上の写真は少しボケちゃいましたが、素敵なお宅だな、と勝手に撮らせていただきました。ちょうどクリスマス時期だったこともあり、窓辺や家の外を飾った家ばかり。
 
そしてほとんどのお家がカーテンをせずに窓辺のデコレーションを見せたり、家の中まで見通せる状態。こんな寒いところなら少しでも寒気を家の中に入れないようにしよう、と考えがちだけど、家の造りがいいんでしょうね~。イヴァロで泊まったコテージも中はびっくりするほど暖かでした。
 

こちらはイヴァロより南に40kmほど下ったところにあるリゾートホテルの一角。グラスイグルーで有名なホテルだと思われます。ここに泊まるとありとあらゆる冬のアクティビティーが楽しめるようです。
ここにもサンタクロースがいるそうですが、ホテルの人に聞いたら、どうも滞在客しか会えないようでちょっと残念。
 

基本一本道でナビもいらないぐらいなラップランド。
トナカイには何度も遭遇しました。ほとんどは道の脇にいることが多かったけど、この2頭は道の真ん中にドンと構えてなかなか道を譲ってくれませんでした。
 
泊まったコテージのオーナーさん曰く、トナカイは「ハーフ・ワイルド」つまり半分野性なんだそう。全てのトナカイには飼い主がいるけど、トナカイたちは自由にあちこち行けるみたいです。もし車ではねたりして怪我させたり、死なせてしまったら、飼い主に知らせるためにも警察に連絡しなければいけないとのこと。
 

どのあたりだったかは忘れちゃいましたが、南に下っていた時に突如現れたメルヘンチックなカフェ。
せっかくなので入ってみようと中に入ると、カフェの雰囲気とは異なるチョイ悪風なおじさんがお出迎え。店内に飾ってあった写真から、彼は元ボクサーだったみたい。なぜこのお店を?と聞きたかったけどやめました。でもトイレの場所を聞いた時、優しい笑顔で「外にあるから、この鍵で開けて」、と見かけだましな感じのいいオーナーでした。
 

イヴァロには2泊しました。
どこに行きたい、これを見たい、という目的もなかったので、コテージのオーナーさんの「ノルウェーはここからそう遠くはないよ。」という一言で、ノルウェーに入って北極海を見てみよう、ということに。
それほど遠くはないと言っても、上の地図をみてわかるとおり、200km以上の距離を往復しなきゃならないって・・・。でも行っちゃいました!
 
実はフィンランドに行くまで、フィンランドは北極海に面しているものだと思っていたら、面していないんですね。
(ちなみにスウェーデンも面してない) 
海に面しているのは、ノルウェーとロシアだけ。そして私たちが向かった「Kirkenes(キルケネス)」という町が面している海はバレンツ海で北極海はもっと北の方のようです。
 
ここへ向かう道はひたすら木。たまに湖、でも凍ってる。町も何もなし。(イヴァロの北西40kmにイナリという小さな町のみ。)
時々、個人宅、という単調な道のりでした。目的地のキルケネスに着いた時はもちろん真っ暗。うっすらとフィヨルドが見えたことがノルウェーらしかったぐらいでした。
 

ノルウェーに行ったことがわかるのは、この素朴な建物の国境にある税関と、
 

左:ここからフィンランドだよ、という看板と、
右:国境線だよ、と書かれている看板ぐらい。帰りは疲れきってて申し訳ないけど、首が揺れまくりでした。
 

最後はイナリのホテル・レストランの前にいた素朴なサンタさん人形。「素朴」これがフィンランドを表わすに相応しい形容詞じゃないかと思います。
 
写真がないのでお気づきでしょうが、オーロラは見れませんでした。2日目の夜は晴れていてチャンスかと思ったんですが、明るいと思ったら満月。月が眩しすぎるとダメなのかな?残念ナリ。
 

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